上山市医師会会長を務めます原田でございます。微力ですが医師会運営と地域医療推進に最善を尽くす所存でございます。何卒よろしくお願いいたします。
　さて上山市医師会の歴史をみてみますと、日本で初めて帝王切開を行った大森治豊は幕末の上山藩出身であり、文化勲章を受章した医師勝沼精造や、薬学博士朝比奈康彦も上山藩出身者です。茂吉は格別としてこのあたりが上山市医師会の源流ではなかろうかと考えています。
　上山市が誕生したのは昭和29年10月、その頃より市医師会の結成の機運がたかまり昭和32年4月1日上山市医師会が誕生しました。
　初代会長 宇留野勝弥、副会長渋谷善秀、会員数28名での船出でした。
　昭和45年10月より在宅休日救急当番医制を導入(午前9時から午後5時30分)しました。平成21年9月より平日夜間診療(午後7時から9時)も開始しています。
　令和元年6月現在会員数58名ですが、上山市には公立病院や総合病院がありません。それは山形市が近すぎることで必要としなかったからと思われます。産科や救急医療体制なと不十分なところがありますが、山形市の病院との連携を密にし、勤務医と開業医が一体となり市民の健康づくりと命を守ることを役割と考え、日々努力しています。
　その他、市民の健康診断や学校保健活動、産業医活動等々において積極的な活動を行っております。会員一同上山市民の皆様が健康で快適な日常生活をおくれるよう願っております。

上山市医師会　会長　原田 一博