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  Hibワクチン (b型インフルエンザ菌)
 
 脳や脊髄をおおっている髄膜に細菌が感染して炎症が起こるのが細菌性髄膜炎です。それの原因となる細菌の約50%以上がHib(b型インフルエンザ菌)です。Hibを原因とする細菌性髄膜炎にかかる人の実に70%以上が0〜1才です。そして、2ヶ月〜5才までに2000人に1人の割合でこの病気になっていると推測されています。Hib髄膜炎は抗生物質投与による治療でも治療がうまくゆかない場合もあり、死んだり(約5%)、てんかん、難聴、発育障害などの後遺症(約20%)を残します。2ヶ月以上になったら接種しましょう。全部で4回です。
   
  肺炎球菌ワクチン (肺炎球菌)
  @小児用肺炎球菌ワクチン
 
 肺炎球菌は肺炎、慢性気道感染症、中耳炎、副鼻腔炎、敗血症、髄膜炎の原因となります。乳幼児では髄膜炎の原因としてHibと共に怖い細菌です。乳幼児の髄膜炎の約30%は肺炎球菌によるとされており、Hibよりは頻度は低いものの重篤になります。最近の肺炎球菌は抗生物質の効かないタイプが多くなり、ワクチンで予防する事が重要になっています。小児用肺炎球菌ワクチンは乳幼児の免疫の特殊性に合わせて造られた乳幼児用のワクチンです。Hibと同様、2ヶ月になったら接種しましょう。
全部で4回です。
   
  A23価肺炎球菌ワクチン
   65才以上の高齢者に使用されるワクチンです。高齢者の肺炎球菌性肺炎による死亡率は、抗生物質の効かない肺炎球菌の増加により高くなっており、このワクチンは主に肺炎を防ぐ目的で用いられています。23タイプの肺炎球菌に有効であり、わが国に分布する肺炎球菌の約80%に対応する事ができます。対象は原則として65才以上で、今のところ1回接種です。
   
  日本脳炎ワクチン (日本脳炎ウイルス)
   日本脳炎は日本脳炎ウイルスの感染によっておこる脳や脊髄の病気です。ブタなどの体内でウイルスが増殖した後、そのブタを刺したコガタアカイエカなどが人を刺すことによって感染します。症状が現れずに経過する場合がほとんどですが、症状が出る場合には、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状が出て、20〜40%が死亡するといわれています。
 西日本での発生がほとんどですが、小児は将来どこにでも住む可能性があるという事と、外国(特に東アジア、南アジア)へ行く機会の増加、日本列島の高温化傾向を考えると接種すべきワクチンです。 平成22年度から新しいワクチン(乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン)の接種が始まり、3才児を対象とした定期接種となりました。3才児に初回2回、1年後に追加1回です。
平成17年5月より定期接種から除外されていたため、接種されていない小児(現在4才以上)については、現在は原則として接種対象から外れていますが、特別の希望、理由があれば可能です。